特別展「徳川家康と歴代将軍~国宝・久能山東照宮の名宝」 福岡市博物館で開催中

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 徳川家ゆかりの品々を紹介する特別展「徳川家康と歴代将軍~国宝・久能山東照宮の名宝~」が9月5日(日)まで、福岡市博物館(福岡市早良区百道浜)で開催されている。400年もの間、久能山東照宮(静岡市)で大切に守り伝えられた国宝や重要文化財を含む約150点を展示する。

徳川15将軍の甲冑が一堂に

 会場では、家康から慶喜まで徳川家の15将軍の甲冑(かっちゅう)が一堂に。それぞれの時代の技術の粋を極めた逸品ぞろいだ。


徳川歴代将軍の甲冑(左から)初代 家康、2代 秀忠、3代 家光、4代 家綱、5代 綱吉(いずれも久能山東照宮蔵)

 徳川歴代将軍の甲冑は、もともと江戸城内の紅葉山神庫と御具足蔵に保管されていた。徳川宗家16代当主の家達(いえさと)が、明治15年(1882年)から27年(1894年)にかけて久能山東照宮に寄進した。この間、最後の将軍・慶喜も自身所有の「卯花威胴丸(うのはなおどしどうまる)」を奉納するなどし、歴代将軍の甲冑がそろったという。


(左から)6代 家宣、7代 家継、8代 吉宗、9代 家重、10代 家治

 久能山東照宮では60領以上ある甲冑を随時、修復しており、9代家重(いえしげ)の「黒糸威鎧(くろいとおどしよろい)」は修復後、初公開になる。


(左から)11代 家斉、12代 家慶、13代 家定、14代 家茂、15代 慶喜

 さらに今回は、家康所用の3領の甲冑を保存修理後、同時に披露する初の機会。白檀塗具足(びゃくだんぬりぐそく)、金陀美(きんだみ)具足、歯朶(しだ)具足で、いずれも重要文化財に指定されている。

400年、守り伝えられた名宝

 久能山東照宮博物館長でもある落合偉洲(ひでくに)宮司は「歴史の理解を深めるきっかけにしてほしい」と、特別展への来場を呼びかけている。


久能山東照宮の落合宮司


 重要文化財の太刀・ソハヤノツルキウツスナリは家康の愛刀で、久能山東照宮の第一の重宝とされる。三池(福岡県大牟田市周辺)の刀工・光世(鎌倉時代)の作で、落合宮司によると「福岡とつながりがあり、里帰り」という。


太刀 無銘 光世作(ソハヤノツルキウツスナリ) (久能山東照宮蔵)

 家康が大事にした洋時計(重要文化財)も世界的に貴重な品だ。房総沖で遭難したスペイン船の乗組員約300人を救助したお礼に、1611年にスペイン国王・フェリペ3世から贈られた。日本国内に現存する西洋の機械時計としては最古の品だ。


国内最古の洋時計(久能山東照宮蔵)


 落合宮司は「家康公は戦の世が終わった後、人づくりの教育と平和外交で天下泰平の世を目指しました。特別展を見て、新型コロナウイルスが落ち着いたら、静岡にもお越しいただきたい」と話している。

久能山東照宮が紡ぐ歴史

 久能山東照宮は静岡市の国指定名勝・日本平の一角、久能山にある。元和2年(1616年)4月17日、駿府城で死去し、久能山に移された徳川家康の遺言に従い、19か月かけて建造された。徳川家康のほか、豊臣秀吉、織田信長もまつる。


国宝に指定されている久能山東照宮の社殿

 漆や金箔(きんぱく)、飾り金具で装飾された極彩色・権現造の社殿(本殿、石の間、拝殿)は国宝に指定されている。特別展では高画質の映像などで紹介する。

 同宮は徳川家康が愛用した品々をはじめ、江戸城内に保管されてきた歴代将軍の武具・甲冑や歴代将軍が奉納した刀剣、将軍や徳川家ゆかりの人々による書画類など、約500件2000点余りを所蔵している。

7月17日、8月8日に落合宮司の講演会 
 久能山東照宮の落合偉洲宮司の講演会が7月17日(土)と8月8日(日)、福岡市博物館1階の講堂で開催される。時間は両日とも11~12時と14~15時。定員は各回240人で、開演1時間前から講堂前で整理券を配布する。参加無料だが、特別展観覧券もしくは半券の提示が必要。


イベント名 特別展「徳川家康と歴代将軍~国宝・久能山東照宮の名宝~」
開催日 7月16日(金)~9月5日(日)
月曜休館(月曜が休日の場合は翌平日休館)
※8月9日(月・振替休日)は開館し、8月10日(火)休館
開催場所 福岡市博物館(福岡市早良区百道浜3-1-1)
開催時間 9:30~17:30(入館は17:00まで)
※7月22日~8月26日の金・土・日・祝日は20:00まで
料金 一般:1500円/高校・大学生:900円/中学生以下:無料
公式サイト 特別展「徳川家康と歴代将軍~国宝・久能山東照宮の名宝~」

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