特別展「最澄と天台宗のすべて」 来年2月から九州国立博物館で

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  • 天台宗の全容に迫る
  • 歴史を映す秘仏や名画
  • 延暦寺総本堂を一部再現

 天台宗を日本に広めた最澄の没後1200年を記念した特別展「最澄と天台宗のすべて」が来年2月8日~3月21日、九州国立博物館(福岡県太宰府市)で開催される。天台宗の総本山・比叡山延暦寺や全国各地に伝わる秘仏、仏画、書跡など約120件を紹介する。

天台宗の全容に迫る


重要文化財「伝教大師(最澄)坐像」 鎌倉時代・貞応3年(1224)滋賀・観音寺蔵


 最澄(767~822年)は、平安初期の名僧。中国にわたって仏教を学び、平等思想を説いた「法華経」の教えを礎とする天台宗を日本で広めた。今回、没後1200年の節目に合わせ、仏像、絵画、書、工芸といった各地で守り継がれてきた宝物を一堂に集め、東京、九州、京都の国立博物館を巡回する。九州では、最澄をはじめとする天台僧たちの求法の旅と西日本での伝教の歴史をテーマに、日本天台宗の全容に迫る。

歴史を映す秘仏や名画


「菩薩遊戯坐像(伝如意輪観音)」 鎌倉時代・13世紀 愛媛・等妙寺蔵


 特別展は、天台宗の始まりから江戸時代まで計6章で構成。各地に伝わる遺品を集めた第3章では、鎌倉時代の「菩薩遊戯坐像(ぼさつゆげざぞう)」を公開する。愛媛県にある等妙寺の本尊で60年に一度だけ公開される秘仏。左膝を立てて座る優美な姿が印象的だ。


国宝「釈迦金棺出現図」 平安時代・11世紀 京都国立博物館蔵

 京都国立博物館所蔵の国宝「釈迦金棺出現図(しゃかきんかんしゅつげんず)」は、貴族の信仰と結びついた華やかな作品を中心とする第4章で展示。入滅した釈迦が、入棺後に到着した母親の嘆きを鎮めるためによみがえって説法した場面を描いている。鮮やかで神々しく、平安後期の日本の美意識が強く映し出された作品という。11世紀後半の制作と考えられるが、織田信長による比叡山焼き討ち(1571年)で難を逃れたとも伝えられている。

延暦寺総本堂を一部再現


国宝 延暦寺根本中堂「不滅の法灯」

 会場では、比叡山延暦寺の「根本中堂」の一部を再現して展示する。「根本中堂」は、最澄が建てた草庵に始まりをもつ延暦寺の総本堂で、最澄の手によると伝わる「薬師如来像」と、最澄が灯して以来消えたことのない「不滅の法灯」が安置されている。現在残るのは信長の焼き討ち後に再建されたもので、今回は「不滅の法灯」を公開。誰もが仏になれる「法華経」の精神を体感することができる。



イベント名 特別展「最澄と天台宗のすべて」
開催日 2022年2月8日(火)~3月21日(月)
開催場所 九州国立博物館(福岡県太宰府市石坂4-7-2)
公式サイト 特別展「最澄と天台宗のすべて」

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