「打撃の神様」川上哲治氏 生誕100年 故郷・人吉で足跡を未来につなぐ取り組み

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 プロ野球・読売巨人軍で活躍し、「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治氏(2013年に93歳で死去)の生誕100年を迎えることを記念して、川上氏の足跡をたどるイベントが故郷の熊本県人吉市を中心に展開されています。関係者たちは、郷土が生んだ偉人の功績を再確認し、次代につないでいこうと決意を新たにしています。

 川上哲治氏
 1920年3月23日、熊本県球磨郡大村(現・人吉市南泉田町)で誕生。熊本県立工業学校(現・熊本工業高校)から巨人に入団し、不動の4番として活躍した。球界初の通算2000安打を達成し、「打撃の神様」と呼ばれた。監督としては王貞治氏、長嶋茂雄氏の「ONコンビ」を擁し、日本シリーズ9連覇を成し遂げた。

思い出の品々で足跡をたどる

 川上氏の功績を思い出の品々で振り返る展示「今甦(よみがえ)る郷土の偉人 つなごう未来へ」は、2020年3月の生誕100年に向けたイベントの第1弾として、地元有志らによる実行委員会が企画。人吉市の人吉クラフトパーク石野公園で、2020年11月まで開催されています。入場は無料です。


 会場には、巨人の永久欠番「16」番のユニホームや監督時代のユニホーム、輝かしいタイトルを受賞したトロフィーなどが並んでいます。また、現役引退後に寺で瞑想(めいそう)する様子をファンが彫ったとされる木彫りの像(高さ約55センチ)、現役時に自宅の部屋でスイングを確認していた姿見(高さ約1.8メートル、幅約1メートル)を初公開しています。


 地元の野球少年らの写真を使って、川上氏が打席に立つ様子を再現したモザイクアートも目をひきます。野球漫画「巨人の星」の川崎のぼる氏が描いた川上氏のイラストなど貴重な品々も並んでいます。また、長嶋茂雄氏や堀内恒夫氏、原辰徳監督らが寄せた川上氏にまつわるエピソードやメッセージも特別展示されています。




川上氏の記憶を未来につなぐ

 12月8日には人吉市のカルチャーパレスで、巨人OBらによるトークショーが開かれました。V9時代に主力打者として川上監督を支えた王貞治・福岡ソフトバンクホークス会長と、人吉市出身の末次利光さんが参加し、川上氏との思い出を語りました。王会長は「伝統があり、人気がある球団だからこそ、選手が隙(すき)を見せないように自律させようとしていた」と、厳しかった川上氏のことを振り返っていました。


 3月に計画していた生誕100年イベントは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため中止となりましたが、実行委員会は子どもたちの野球大会などを通じ、郷土の誇り・川上哲治氏が愛した野球の文化を広く伝えていくことにしています。



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