
「スイス プチ・パレ美術館展」が北九州市立美術館本館(戸畑区)で開かれている。開会式には在福岡スイス名誉領事館(福岡市)の名誉領事ジョエル・サムブク・ブロイゼさんが出席。「スイス、ヨーロッパと日本の文化的な懸け橋となるような作品を紹介している。名作をじっくりと堪能してほしい」と呼びかけた。
プチ・パレ美術館
実業家オスカー・ゲーズ(1905~98年)が「平和に奉仕する芸術」の理念のもと、1968年に創設。ゲーズが亡くなった98年以降は休館となっていて、世界各地の展覧会に出品協力を続けている。
ルノワール、ユトリロら63点
スイスのジュネーブにあるプチ・パレ美術館のコレクションから、ルノワールやドニ、ユトリロら、19世紀後半~20世紀前半のフランス近代絵画計63点を展示している。サムブク・ブロイゼさんはジュネーブ出身。福岡市内で夫と九州産日本茶の輸出を行う会社を経営していて、昨年11月に開設された名誉領事館の初代名誉領事に就任した。今回、名誉領事館は展覧会の広報などに協力している。
開幕前日の4月21日にあった開会式後の内覧会で、会場を見て回ったサムブク・ブロイゼさん。お気に入りの作品にスタンランの「猫と一緒の母と子」などをあげ、「生まれ故郷のジュネーブからきた絵に再会できてうれしい。素晴らしい会場で、間近で作品を見られるのもいい」と笑顔で話した。
6月18日まで。入場券は美術展ナビチケットアプリなどで販売中。問い合わせは北九州市立美術館本館(093-882-7777)へ。
イベント名 | スイス プチ・パレ美術館展 ルノワール、ユトリロから藤田嗣治まで |
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会期 | 4月22日(土)~6月18日(日) ※月曜休館 |
開催時間 | 9:30〜17:30(入館は17:00まで) |
場所 | 北九州市立美術館 本館 (北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1) |
料金 | 一般:1500円(1200円)/高校・大学生:1000円(800円)/小中学生:800円(600円) ※かっこ内は前売りおよび20人以上の団体料金 ※美術展ナビチケットアプリでも販売中 |
公式サイト | 北九州市立美術館 |