福岡県観光連盟「クロスロードふくおか」2023秋<特集>絶景を訪ねる

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福津市・かがみの海(提供:ひかりのみちDMO福津)

秋は自然が織りなす「美」に彩られる季節。
タイミングや条件が合えば、そのときにしか見られない
特別な景色に出会えることも。
思い出に残る「奇跡の絶景」を訪ねてみませんか。

自然が織りなす「美」

宮地嶽神社「光の道」 (福津市)



■チャンスは年に2回だけ
 毎年2月と10月、宮地嶽神社から玄界灘へ延びる約1.5kmの参道が夕日に照らされ、美しい光の直線が現れる「光の道」。この時期、神社では「夕陽(ゆうひ)のまつり」を開催します。今季は10月14日(土)~22日(日)を予定。石段での拝観希望者には当日券(先着300~350人)を配布。手すき和紙を使った特別な御朱印の授与もあります。
【おすすめ条件】晴れ 夕方


期/10月20日頃と2月20日頃の各1週間ほど
所/ 福津市宮司元町7-1
問/ TEL:0940-52-0016
公式サイト

光の道 開運スイーツフェア


 福津市内約30店の菓子店・飲食店で「光の道」にちなんだオリジナルスイーツを販売。鳥居や参道、夕日がモチーフのデザインにも注目を。食事券が当たるデジタルポイントラリーもあり、食べ比べと運試しが楽しめます。

期/10月11日(水)~11月19日(日)
問/TEL:0940-62-5790(ひかりのみちDMO福津)
▶公式サイト

かがみの海 (福津市)



■水面に広がる空がフォトジェニック!
 濡れた砂浜や潮だまりが、鏡のように空を映し出す不思議な光景。秋は雲の表情が豊かで日差しも強くないため、いろいろな場所やアングルを試して「奇跡の一枚」に挑戦してみては。干潮時刻や潮位がわかる「かがみの海予想カレンダー」はこちらから。
【おすすめ条件】 干潮 晴れ 無風


撮影時のポイント

 波打ち際または潮だまりの際に立ち、地面に付くくらい低い位置から撮影すると、映り込みがきれいに。夕方は逆光でドラマチックに、朝は順光で色鮮やかにと、印象の違う写真が撮れます。

所/福津市 福間海岸、宮地浜、津屋崎海岸
問/TEL:0940-62-5790(ひかりのみちDMO福津)

神秘的な雲海 (宮若市)



■雲に浮かぶ山々
 山に囲まれた盆地の宮若市。条件がそろうと、福岡県内では珍しい水墨画のような雲海に出会えます。10~1月に発生しやすく、おすすめスポットは、標高約200mの清水寺(せいすいじ)。鞍手町との境にある標高338.9mの六ヶ岳(むつがたけ)の山頂からも雲海の大パノラマを楽しめます。
【おすすめ条件】 高湿度 無風 早朝 放射冷却あり


所/宮若市黒丸1558‐1(清水寺)
問/TEL:0949-32-0519(宮若市産業観光課)
参考サイト(みやわかぐるわく)

世界遺産・沖ノ島 (宗像市)



■「神宿る島」を望む
 島全体が信仰の対象で、一般の人の上陸は禁止されている世界遺産・沖ノ島。空気が澄む11月や1月の晴れた日は、はるか沖合約60kmの島が見える確率が上がり、宗像市の離島・大島や地島、本土の湯川山、さつき松原など6カ所がビューポイントとされています。


 同市鐘崎の岬に鎮座する織幡(おりはた)神社は特におすすめ。高台に位置し、本殿奥の林道を抜けた先にある展望所から沖ノ島を遠望。参道の石段からは、美しい海岸線や鐘崎の漁港の眺めも楽しめます。


【おすすめ条件】 晴れ


所/宗像市鐘崎224(織幡神社)
問/TEL:0940‐36‐0037(宗像市産業政策課)
参考サイト(むなかた観光ガイド)
参考サイト(クロスロードふくおか)


バーチャルで“上陸”  海の道むなかた館


 宗像市の世界遺産ガイダンス施設「海の道むなかた館」では、CG(コンピューターグ
ラフィックス)やVR(仮想現実)の技術を用いて、上陸できない沖ノ島を体感できます。
 CGで再現した沖ノ島をゲーム感覚で探検する「探検!バーチャル沖ノ島」や360度カメラで撮影した映像を楽しめる「VRゴーグル」で、現地を訪れた気分になれます。

所/宗像市深田588 問/TEL:0940‐62‐2600 休/月曜と年末年始
▶公式サイト

三池港「光の航路」 (大牟田市)



■世界遺産を照らす一筋の輝き
 大牟田市の三池港で年に2回、1月と11月に約10日間ずつ現れる「光の航路」。有明海に沈む夕日が水門「閘門(こうもん)」を抜け、三池港展望所までほぼ一直線に照らします。この時期、普段は立ち入れない「三池港1番岸壁」が特別に開放され、撮影スポットとして人気です。
 1908年に築港された三池港は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつ。歴史に思いをはせながら夕日を眺めてみては?
【おすすめ条件】 晴れ 夕方 日没方位247度


期/11月中旬と1月中下旬の各10日間ほど
所/大牟田市新港町1(三池港展望所)
問/TEL:0944-41-2750(大牟田市観光おもてなし課)
参考サイト(大牟田市・観光情報)

太原たいばるのイチョウ (広川町)



■人々を魅了する黄金色
 広川町のシンボルツリーはイチョウ。太原地区にあるイチョウ並木は11月中旬~下旬に色づき、多くの人が訪れます。葉が落ちると、地面が黄金色のカーペットに。私有地ですが、所有者の厚意でこの時期だけ立ち入ることができます。マナーを守って観賞しましょう。
 今年の開放期間は11月15日(水)~26日(日)を予定。見頃やシャトルバスなどの情報は広川町観光協会の公式サイトで随時更新されます。


誕生に夫婦の物語


 この土地は、元々は夫婦で営むブドウ畑でした。25年ほど前に妻が亡くなって畑の維持が困難になり、ブドウに代わるものがないかと思案した夫が、かつて2人で出かけた紅葉狩りの思い出をたどり、イチョウを選んで植えたのが始まり。今では広川町有数の人気スポットとなりました。ご夫婦のエピソードを知って訪れると、また違う景色が見えるかもしれません。

所/八女郡広川町久泉1029
問/TEL:0943-32-5555(広川町観光協会)

ススキ輝く平尾台 (北九州市など)



■秋の中を自然散策
 北九州市、苅田町などにまたがる国内有数のカルスト台地・平尾台。9月下旬~11月下旬には、陽光を受けて輝くススキが一面に広がり、風に揺れる様子は圧巻です。晩秋にはススキの穂が開き、夕日に照らされて金色に反射します。
 見晴台や大平山などがおすすめのビュースポット。360度の大パノラマで、ススキが埋めつくすカルスト台地の眺めを楽しめます。深まりゆく秋を感じながら、大自然の中を散策しませんか。


所/北九州市小倉南区平尾台1-4-40(平尾台自然観察センター)
問/TEL:093-453-3737(平尾台自然観察センター)
公式サイト





アートな建築

太宰府天満宮の仮殿 (太宰府市)



■飛梅伝説をヒントに登場
 太宰府天満宮で124年ぶりとなる御本殿の大改修が始まり、今年5月に仮殿が完成しました。緩やかに傾斜した屋根には草木が植えられ、周囲の自然と調和した造りが特徴。デザイン・設計は、2025年大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーを務める藤本壮介氏が手がけました。
 「令和の大改修」が行われる3年間限定の特別な光景です。


所/太宰府市宰府4-7-1
問/TEL:092-922-8225
公式サイト

月に1度の特別な梅ヶ枝餅


 太宰府天満宮の名物グルメ「梅ヶ枝餅」。定番の白色のほかに緑色と紫色があり、月に1度ずつ登場します。ヨモギを練り込んだ緑は、菅原道真公の月命日にあたる25日に。古代米(黒米)入りの紫は2015年10月17日、九州国立博物館開館10周年記念の試験販売が好評だったことから、毎月17日(きゅーはくの日)に販売されています。限定感がおいしさをいっそう引き立ててくれそうです。1個130~150円(店によって異なる)。

近代化産業遺産「二本煙突」 (田川市)


■「日本百名月」に照らされる
 田川市の炭鉱遺産「二本煙突」は、高さ約45m。その上に昇る月は、美しさと情緒が評価され、一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローの「日本百名月」に認定されています。民謡「炭坑節」の歌詞「あんまり煙突が高いので さぞやお月さん煙たかろ」にも登場します。
 煙突は日没から22:00までライトアップされ、田川市の人気観光スポットに。月が特に美しく見えるといわれる秋の夜長に、足を運んでみませんか。


所/田川市伊田2734-1(石炭記念公園内)
問/TEL:0947-44-5745(田川市石炭・歴史博物館)
参考サイト(田川市石炭・歴史博物館)


「宇宙七曜星しちようせいの精」 (北九州市)


■年に2回現れる激レアなヒマワリの影
 北九州市役所のそばを流れる紫川に架かる「中の橋」(太陽の橋)。その歩道には、「マカロニ星人」「ペンネ人形」などの愛称で呼ばれる不思議な造形のオブジェ7体が設置されています。
 グラフィックデザイナー・福田繁雄による作品で、正式名称は「宇宙七曜星の精」。春分の日と秋分の日の前後、歩道に映る頭部の影が市の花「ヒマワリ」の形になるよう設計されたトリックアートです。絶景に負けない激レアなシルエットです。


所/北九州市小倉北区、市役所そば「中の橋」
問/TEL:093-582-2502(北九州市都市再生企画課)
参考サイト(北九州市 時と風の博物館)


北九州市立美術館 本館 (北九州市)



■館内からの眺めも「絵画」
 「丘の上の双眼鏡」とも呼ばれ、上部に突き出た二つの直方体が特徴的な建造物。大分県出身で、「建築界のノーベル賞」といわれる米プリツカー賞を2019年に受賞した建築家・磯崎新氏が設計し、1974年に完成しました。周辺には遊歩道も整備されています。
 1階エントランスホールから入口の方を見ると、建物の影が空や街の風景を額縁のように切り取り、絵画のような美しさです。


所/北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
問/TEL:093-882-7777
公式サイト

九州芸文館 (筑後市)



■“公園の中にある駅”の目の前
 2013年に開館。九州新幹線筑後船小屋駅のすぐそばにある、芸術文化交流施設です。
 本館とアネックス2は、世界で活躍する建築家・隈研吾氏が手がけました。本館は筑後の山並みをイメージした屋根が斜めのデザイン。アネックス1は外壁をガラス張りにし、周囲の森に溶け込むようにたたずみ、アネックス2は八女杉を用いて複雑な木組みで仕上げています。


所/筑後市津島1131
問/TEL:0942-52-6435
公式サイト



フリーミュージアムフクオカ​


■小・中学生はすべて無料!
 福岡県は、小・中学生が公立美術館や博物館など38施設の常設展を無料で鑑賞できる「フリーミュージアムフクオカ」(子ども美術館・博物館無料鑑賞事業)を2024年3月まで実施中。以前から常設展を無料としていた115施設を含む計153施設を、特設サイトで紹介しています。


志賀島ビジターセンター

 1970年開館の「しかのしま資料館」が前身。今年5月の改装で、玄海国定公園の自然を映像やタッチパネルで楽しく学べるようになりました。

所/福岡市東区勝馬1803-1 問/TEL:092-603-6631(休暇村志賀島)
▶公式サイト


直方谷尾美術館

 本館は、昭和初期の洋館風の医院を改装して1992年に開館。別館「アートスペース谷尾」は大正期の銀行で、レトロな煉瓦(れんが)造りです。

所/直方市殿町10-35(本館) 問/TEL:0949-22-0038
▶公式サイト


嘉麻市立織田廣喜美術館

 嘉麻市出身の洋画家・織田廣喜の作品を主に所蔵。同市出身の俳優・瀬戸康史さんが訪ねた動画が公開され、ファンの来館も増えています。

所/嘉麻市上臼井767 問/TEL:0948-62-5173
▶公式サイト


大牟田市ともだちや絵本美術館

 日本初の「動物園内にある絵本美術館」。地元出身の絵詞(えことば)作家・内田麟太郎氏らの原画を所蔵し、絵本を自由に読めるスペースもあります。

所/大牟田市若宮町2-1(大牟田市動物園内) 問/TEL:0944-32-8050
▶公式サイト



※撮影時は周囲の迷惑にならないようご注意ください。
※SNS等に投稿する際は肖像権にご配慮ください。
※掲載されている情報は2023年8月時点のものです。お出かけ前にはWebサイトや電話で最新情報をご確認ください。



福岡県観光連盟の情報誌「クロスロードふくおか」
最新号から特集ページを紹介するコーナーです

「クロスロードふくおか 2023秋号」
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