「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」 山口県立美術館で8月30日まで開催中

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重要文化財 伊藤若冲「菜蟲譜」(部分)栃木県・佐野市立吉澤記念美術館蔵

 常識を打ち破り、斬新で個性的な表現に挑んだ江戸時代の絵師たちの作品を紹介する特別展「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」が8月30日(日)まで、山口市の山口県立美術館で開催されています。

奇才絵師の160点が山口に

 人の意表を突く、思いがけない表現に取り組んだ「奇才」の絵師たちは、京、大坂、江戸の三都だけでなく、全国各地にいました。本展では、北は北海道から南は長崎まで、35人の個性あふれる作品約160点を集めて紹介。会期中一部展示替えを行います。
 国際的にも大きな注目を集めている伊藤若冲(じゃくちゅう)、長澤蘆雪(ろせつ)、曾我蕭白(そがしょうはく)ら強烈な個性で知られる絵師をはじめ、従来の江戸絵画史で「主流派」として語られてきた、尾形光琳や円山応挙らが挑んだ新しい表現にも光を当てます。


葛飾北斎「上町祭屋台天井絵 女浪」長野県・小布施町上町自治会(北斎館寄託)


 伊藤若冲の「菜蟲譜(さいちゅうふ)」(重要文化財)は、長さ10メートル余りの絹地に、野菜や果物、両生類や虫が生き生きと描かれた絵巻です。着色画と水墨画の双方を極めた若冲の晩年の集大成というべき逸品です。勢いのある波の渦が幻想的でもある葛飾北斎の「女浪(めなみ)」は、祭り屋台の天井絵として80歳代で描いた作品です。躍動的な武者絵で知られる歌川国芳は「遊女図」をはじめ、肉筆画に絞って紹介しています。


歌川国芳「遊女図」個人蔵


 虎描きの名手と言われる長崎の片山楊谷(ようこく)「龍虎図屏風」(個人蔵)や、山口関連では、地元ゆかりの雲谷派の絵師、神田等謙(こうだとうけん)の「西湖・金山寺図屏風」(山口県・顕孝院蔵)も出品されます。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、本展では時間ごとの定員制(60人/30分ごと)を導入しています。入館無料の方や各種メンバーズ会員の方を含め、特設サイトより来館日時のご予約をお願いします。定員に空きがある場合は、美術館のチケットカウンターで観覧日時の予約とチケットの購入ができます。
 問い合わせは山口県立美術館(083-925-7788)へ。


イベント名 奇才–江戸絵画の冒険者たち–
開催期間 8月30日(日)まで
開催場所 山口県立美術館(山口市亀山町3−1)
開催時間 9:00~17:00(最終入場は16:00)
※8月22、23、29、30日は9:00~18:00(最終入場は17:00)
※8月10日を除く月曜休館
料金 一般:1400円/学生・70歳以上:1200円/18歳以下:無料
公式サイト 特別展特設サイト

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