
「驚く可き風景(A)」 1969年 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館蔵 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団
画家・猪熊弦一郎(1902~93年)の作品を詩人の谷川俊太郎の言葉とともに紹介する「猪熊弦一郎展―いのくまさん―」が2021年1月8日、山口県の周南市美術博物館で開幕する。2月23日まで。
大人から子どもまで楽しめる130点
猪熊は香川県生まれ。東京美術学校(現・東京芸大)で西洋画を学んだ後、パリでマティスやピカソ、藤田嗣治らと交流を深めた。戦後はニューヨークやハワイ、日本へ拠点を移しながら制作。豊かな色彩が特徴で、約40年手がけた「小説新潮」の表紙画や、三越の包装紙のデザインでも知られる。
同展は、猪熊作品の魅力を谷川がつづった絵本「いのくまさん」(2006年、小学館発行)を基に構成。「かお」「いろ」「かたち」などにスポットを当て、シンプルでリズミカルな言葉で親しみやすく伝えており、子どもから大人まで楽しめる。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県)の収蔵作品を中心に約130点を展示する。
問い合わせは周南市美術博物館(0834-22-8880)へ。
イベント名 | 猪熊弦一郎展―いのくまさん― |
開催日 | 2021年1月8日(金)~2月23日(火) 月曜休館 ※1月11日は開館し、翌12日が休館 |
開催場所 | 周南市美術博物館(山口県周南市花畠町10-16) |
開催時間 | 9:30~17:00 |
当日料金 | 一般:1100円/大学生:800円/18歳以下:無料 |
公式サイト | 猪熊弦一郎展―いのくまさん― |