「侍展」刀剣を手入れする現場に潜入した 招待券を5組にプレゼント
侍展のチケットプレゼントは終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
福岡市博物館(福岡市早良区)で開催中の特別展「侍~もののふの美の系譜~」が会期(9月7日~11月4日)の半ばを迎え、展示されている刀剣を手入れする作業が行われました。作業はどのように進められるのか。閉館後の博物館で見学させてもらいました。
刀剣の奥深さを知る
特別展では、主に平安時代中期~桃山時代の刀剣や甲冑など約150点を展示しています。このうち約60点が刀剣です。
神経を使う作業を担当するのは学芸員の堀本一繁さん。1日に10本ほどを手入れするそうです。
博物館にお邪魔した10月3日は、国宝「太刀 名物 日光一文字」の手入れを見学させてもらいました。刀身の波模様「刃文」が美しい刀です。
手入れではまず「打粉(うちこ)」と呼ばれる砥石の粉を刀身につけます。時代劇で目にすることも多い、あの光景です。この作業を「打粉を打つ」といい、刀身につけられた油を吸い取ります。布で丹念に「拭う」と、この日の作業は終了。取りかかってから、ここまで5分程度です。通常はこの後に油を塗るのですが、展示中は刀身を美しく見せるためにあえて塗らないのだそうです。
多くの刀剣を1人で手入れするのは大変そう。しかし、「1本1本刃文が違い、見ていて飽きません。目の前で見ることもできますしね」と堀本さんは笑顔です。
日中の展示では見られない、刀剣の奥深い世界に触れたひとときでした。
10月8日から後期展示 招待券を5組に!
10月8日からは後期展示です。展示が一部入れ替わり、国宝「太刀 銘 豊後国行平作」、重要文化財「太刀 菊御作」など約10点が新たに登場します。
ささっとー編集部から、侍展の招待券をペア5組にプレゼントします!!
応募は、この記事をつぶやいたツイートをフォロー&リツイートするだけ。締め切りは10月7日(月)です。抽選の上、当選者にDMを送ります。