ランドセル重すぎる…小学生が毎日パソコン持ち帰る必要、ありますか?

福岡市内にある小学校が保護者に配った文書

記事 INDEX

  • 「毎日持ち帰るのは非効率では?」
  • 「在宅学習にすぐ移行できるように」
  • 「端末は学校に保管するのが原則」

 夏休みが終わり、ランドセルの児童が元気に登校する朝の光景が戻ってきました。すると、ツイッターでは「ランドセル重すぎる」「壊さないかヒヤヒヤ」といった投稿がちらほら。コロナ禍の影響で、小学校の授業で使うパソコンやタブレット端末の「持ち帰り」が常態化していることが理由のよう。福岡県内でも同じような声が保護者から上がっています。学校配布のパソコン、毎日持ち帰る必要ありますか?

「在宅学習にすぐ移行できるように」

 パソコン・タブレット端末の持ち帰りについては、福岡県内の自治体の対応はまちまちのようです。SNSでは多くの意見が交わされ、毎日持ち帰っている児童の保護者からは「教科書やノートのほかに、習字道具などが加わるときもある。自宅で使うことのない重たい端末を毎日持って帰るのは非効率では」との声も聞かれます。

 福岡市教育委員会は新学期から、緊急事態宣言が発出されている間は端末を毎日持ち帰るよう各学校に求めています。「新型コロナで学級閉鎖や休校になったとしても、自宅からのオンライン学習に素早く切り替えられるため」と説明しています。

 メーカーの製品情報によると、端末の重さは1.4キロ。一般的な大学ノートだと10冊分以上になります。

 福岡市教委教育ICT推進課の担当者は「子どもたちの負担になるといった学校からの声はあります」と認めます。市教委は使用頻度の低い教材を学校に置いたままにして荷物を減らすよう指導したり、身体的な負担が大きい児童には持ち帰りを免除したりして、負荷軽減の対策もとっているそうです。

 担当者は「福岡市内ではコロナ感染による学級閉鎖が相次いでいます。学級閉鎖後に端末を学校に取りに来ると、そこでの感染リスクが避けられません。悩ましい判断ですが、オンライン学習に素早く切り替えるためには毎日持ち帰るのが良いと現時点では判断しています」と理解を求めます。


advertisement

「端末は学校に保管するのが原則」

 一方、北九州市教委は一律の指示はしておらず、端末の持ち帰りは各学校の判断に委ねています。

 北九州市教委教育情報化推進課の担当者は「端末は意外と重たいですから、低学年の児童には負担だと思われます。毎日持ち帰る必要があるかと問われると、確かに疑問です。持ち運ぶことで端末が故障するリスクも高まります」と話します。

 学級閉鎖や休校時の対応については「オンライン学習が必要になったときに、保護者が学校で端末を引き取る対応で十分なのではないか。市内の多くの学校でも、そのような対応をしていると把握しています」と説明します。

 オンライン学習が目的なら、端末を自宅に置いたままにはできないのでしょうか。この担当者に聞いてみました。

 「端末はもともと、普段の授業で使用するのが目的で、コロナ禍における自宅でのオンライン学習を想定したものではありません。毎日のように端末を使って授業している学校もあり、学校に保管しておくのが原則です」

 コロナ禍によって、想定していなかった自宅でのオンライン学習がクローズアップされ、教育委員会としても困惑しているというのが実情のようです。

皆さんのご意見をお聞かせください

 読者の皆さんがお住まいのエリアの小学校では、パソコン・タブレット端末の持ち帰りについてどのような対応をしていますか。ささっとーの問い合わせフォームささっとー公式ツイッター、LINEなどで、ご意見や情報をお寄せください。


advertisement

この記事をシェアする

  • テアトルアカデミー
  • 読売旅行 行くばい!よか旅
  • 読売新聞 購読の申し込み
  • 西部読売育英奨学会 よみいく
  • ささっとーも読める読売新聞オンラインアプリのご紹介