スタートアップ企業が新型コロナ対策のサービスを提供 FGNが動画配信で紹介

記事 INDEX

  • 柔軟なアイデアで社会を手助け
  • 飲食店支援サービス「さきめし」
  • クラウドファンディング大手も参加

 官民共働のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next(FGN)」(福岡市中央区)は3月30日、入居企業などが始めた新型コロナウイルス対策事業を周知しようと、トークイベントをYouTubeでライブ配信しました。紹介したのは、外出自粛で客足が遠のいた飲食店を支援するサービスや、開催できなくなったライブハウスのイベントをオンラインで配信するサービスなど。動画はFGNのYouTube公式チャンネルで閲覧できます。


広告

FGNがYouTubeで動画配信


 スマートフォンアプリ「ごちめし」を運営する「Gigi」(福岡市)、外国人留学生の就労をサポートする「YOU MAKE IT」(福岡市)のほか、クラウドファンディング大手「CAMPFIRE‎」(東京)など、新型コロナウィルス対策に関するサービスを提供している企業が登壇。福岡市経済観光文化局も事業者支援施策を紹介しました。

さきに支払って食事は後日

 新型コロナウイルスで深刻な影響を受けている飲食店を支援するオンラインの先払いキャンペーン「さきめし」を始めたのはFGNに本社を置くGigiです。さきめしは、支援したい飲食店で事前に決済を済ませ、新型コロナウイルスの混乱が落ち着いてから店を訪れて飲食の提供を受けるもの。外出自粛によって苦境に立たされている飲食店は、将来の利用客と当面の運転資金が得られる仕組みです。


(「さきめし」のウェブサイトより)

 さきめしは、登録店舗が提供しているメニューを事前に注文・決済し、6か月以内に来店して飲食します。Gigiは、他人に食事をごちそうするオンラインサービス「ごちめし」を運営しており、このシステムを活用して「自分にごちそうする」ことを提案しました。取り組みはSNSで拡散され、登録店舗数も急増しているそうです。

 Gigiの杉山隆志さんは「コロナで傷ついているお店をみんなで応援しよう。今後はこの仕組みを飲食店だけでなく、様々な業種の店舗やイベント、地域を支援できるサービスに広げたい」と話しています。


「さきめし」を説明する杉山さん(左)


広告

在留外国人に差し迫る生活危機

 FGNを拠点に外国人の就労サポートをするYOU MAKE ITによると、新型コロナウイルスは、在留外国人にも暗い影を落としています。内定取り消しや解雇、アルバイトのシフト減などが広がっているそうです。YOU MAKE ITは4月末まで、外国の人材を求める企業の求人票掲載を無料にしたほか、企業からの問い合わせ窓口を設けました。楳木健司代表は「在留外国人の衣食住に関わる危機が起きている。世界中の人たちが国籍を超えて助け合うとき」と強調しました。


在留外国人の窮状を語る楳木さん(左)

エンタメのライブ配信をサポート

 CAMPFIREは2月28日から、決済に必要な手数料のみでクラウドファンディングが実施できる「新型コロナウィルスサポートプログラム」を開始。3月27日までの申請件数は約400件で、資金調達が始まったプロジェクトは約100件、集まった支援は総額1.3億円となっています。内訳は飲食関連が4割、ライブハウス・イベント運営者・アーティストといった音楽関連が2割、ホテル・旅館・ゲストハウスなど宿泊関連が1割です。

 動画制作・SNS運用を手がける「リーボ」(福岡市)は、新型コロナウイルスで開催できなくなったイベントをライブ配信する代行サービス「リーベル・ライブ」を始めました。CAMPFIREと連携して、資金集めのプロジェクトの立ち上げもサポートしています。松尾龍馬代表は「クラウドファンディングと組んで、ライブエンターテインメントの感動体験を終わらせないようにしたい」と話しました。


リーベル・ライブを紹介する松尾さん(右)

福岡市の事業者支援施策を紹介

 福岡市経済観光文化局で中小企業振興を担当する中山剛志さんも登壇し、事業者支援施策を紹介しました。福岡市は新型コロナウイルスで事業活動に支障をきたしている中小企業、個人事業主を含む小規模事業者のための特別相談窓口を設置しています。福岡市のウェブサイトで詳しく紹介しています。


広告

この記事をシェアする

  • テアトルアカデミー
  • 読売旅行 行くばい!よか旅
  • 読売新聞 購読の申し込み
  • 西部読売育英奨学会 よみいく
  • ささっとーも読める読売新聞オンラインアプリのご紹介