【新型コロナ】マスクのセルフサービスが福岡で始まる

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記事 INDEX
- マスクのセルフサービス
- 行列に並ばずにマスクを
- 次回は福岡市中央区平尾で
福岡市のグラフィックデザイナー・宮崎智文さんが4月15日、簡易マスクを無料でつくれる作業所を福岡市中央区大手門に一日限定で開設しました。いっこうに解消しないマスク不足に対応して始めた取り組みで、今後、市内各地を巡回するそうです。
マスクのセルフサービス
「MASK STAND」と名付けたプロジェクト。品薄が続くマスクを手に入れられない人が、セルフサービスでマスクをつくるアイデアを実現しました。
特徴は、型抜き加工により誰でも簡単にマスクがつくれること。市販の不織布だけでなく、使わなくなった洋服やハンカチなどでもつくれます。素材によっては感染予防の効果は限定的ですが、せきエチケットなどとして他人への感染を抑止する効果が期待できます。福岡県久留米市のメーカー「モリサキ」が抜き型を提供しています。
危険を冒さずマスクを手にしたい
宮崎さんはマスクを求める行列を見て、マスクを手作りできないか考えたそうです。「感染の危険を冒して行列に並び、マスクを買うのは本末転倒。マスクが買えないから、マスクをしていない人も多い」と言います。
会場選びも「3密」を避ける工夫をしています。15日の会場はビルの屋上でした。完全予約制で、1回の利用は3人まで。スタンドには道具のほか、手袋や消毒液が備え付けられ、マスクをつくりたい人は布を持参するだけです。
次回は中央区平尾で
次回のマスクスタンドは4月21日(火)の午前10時~午後5時、場所は「虚屯@カラクリワークス」(福岡市中央区平尾3-17-13)の駐車場です。完全予約制で、マスクスタンドのウェブサイトから予約できます。
宮崎さんは福岡市内を巡回する予定で、「マスクがなくて本当に困っている人に利用してもらいたい」と話しています。