
関門百貨店のトップ画像(写真はいずれも「かんもんラボ」提供)
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新型コロナウイルスの直撃を受けている北九州市と山口県下関市の事業者を支援しようと、合同会社「かんもんラボ」(山口県下関市)は5月13日、ネットショップ「関門百貨店」をオープンしました。
商品を通じて地域とつながる
かんもんラボは、行政による支援が製造業には十分届いていないとの考えから、飲食店や商店の休業で販売が落ち込んだ食品、工芸品などを手がける地元業者を中心に出品を呼びかけたそうです。"つくり手の気持ちがこもった産品"が集まるネットショップをめざし、取扱品目を増やしていくことにしています。
新型コロナウイルスの影響が深刻になる中で、故郷を思い起こしたり、旅行気分を味わったりと、商品を通じて関門エリアとのつながりを深めてほしいと、開店準備を急いだそう。サイトを早く立ち上げるために、ネットショップを無料で迅速に開設できるサービス「BASE」を利用しました。
足を運んでもらうきっかけに
ショップで取り扱っているのは、ファッション用品や食品など8品目(5月20日現在)です。小倉織の縦縞を生かした「シンプルバッグ」(税込み5500円)、ふぐの本場・下関から届く「とらふぐの刺身とちり鍋のセット」(2〜3人前で1万円)、名物の「瓦そば」(1080円)、くちどけなめらかな「チーズケーキ」(2400円)などを購入できます。
商品の掲載依頼など関門百貨店への情報提供は、サイトのフォームから受け付けています。かんもんラボは「関門の産品を手に取ったり、食べたりして記憶にとどめてもらい、新型コロナウイルスが収束したら足を運んでほしい」と話しています。