スターフライヤーが機内用の食品類を寄付 手書きメッセージカード添えて

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記事 INDEX
- 社員の提案で実現
- 苦境の航空業界だけど
- メッセージを添えて
航空会社「スターフライヤー」(北九州市)は、機内で提供しているスープなどの食品類を福岡県やフードバンクに寄付しました。新型コロナウイルスの影響で苦境に立つ航空業界ですが、社員が企画して実現したそうで、寄付品とともに社員のメッセージカードを添えました。
社員の発案で食品ロス削減
地域貢献や食品ロス削減を目的に、社員の提案で実現しました。機内で提供・販売している「博多あまおう・八女玉露チョコサンド」「スープセット」「ミックスナッツ」などを、福岡県や福岡県フードバンク協議会に提供しました。県への寄付品は、新型コロナウイルスの軽症・無症状の患者が宿泊しているホテルに配られました。
新型コロナの直撃を受けている航空業界。スターフライヤーは国際線をすべて運休し、国内線は主要路線の北九州・福岡ー羽田便がそれぞれ1日1往復など、大幅減便しています。今夏の賞与見送りや社員の一時帰休も実施しており、回復までの見通しは依然として不透明です。
社員みんなでメッセージカードを
パイロットや客室乗務員、整備士など、ほとんどの社員が「みんなで乗り越えましょう」「お体に気をつけて」など、食品に添える数百枚のメッセージカードを手書きしたそうです。福岡県の担当者からは「ホテルの入居者の目につきやすい所に掲示しました」と感謝の言葉が届いたそうで、スターフライヤー広報は「航空業界を含め、世界が新型コロナと闘っています。一人でも多くの人を勇気づけられたのならうれしいです」と話しています。