大牟田の"りんご牛乳"復刻販売 道の駅では売り切れも

道の駅おおむたでオームリンゴを買い求める人たち

 福岡県大牟田市民らに"りんご牛乳"の愛称で親しまれた乳飲料「オームリンゴ」が10年ぶりに復刻され、7月14日、店頭販売が始まった。道の駅おおむたでは、用意した600本が約1時間で売り切れる人気ぶりだった。

 オームリンゴは、同市の「オーム乳業」が製造。1963年に市内やその周辺で販売が始まり、フルーツ牛乳の草分け的な存在だったが、大手飲料メーカーとの競争激化で2012年に製造を終了した。今回、再販売を期待する声を受け、8月中旬までの期間限定で販売されることになった。

 道の駅おおむたでは復刻を祝う「始飲会」が催され、出荷関係者や買い物客ら約150人が乾杯した。北九州市から訪れ、12本購入した女性(78)は「娘が以前、大牟田に住んでいた時に飲んでおいしかった。懐かしい味を楽しみに1泊2日で買いに来ました」と話した。

 1リットル入りで税込み280円。大牟田市をはじめ、柳川市や熊本県荒尾市などのスーパーで販売している。オーム乳業のウェブサイトからも購入できる。問い合わせは、同社販売部(0944-52-9665)へ。



advertisement

この記事をシェアする