SDGsテーマに「北九州ロックフェス」 ミクスタで9月

記者会見でロックフェス開催への意気込みを語る泉谷さん

 SDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした新しい音楽イベント「北九州ロックフェスティバル2022 with SDGs spirits」が9月24日、北九州市小倉北区の「ミクニワールドスタジアム北九州」で開催される。発起人は歌手の泉谷しげるさん(74)で、地元企業などでつくる制作委員会は「アフターコロナを見据えた音楽フェスの実現を目指す」としている。

 今回のイベントは、同スタジアムで2019年、泉谷さんが発起人となって初の音楽フェスが開催されたことがきっかけ。コロナ禍でエンターテインメント業界が打撃を受ける中、泉谷さんから密集や混雑といった従来の音楽フェスのイメージを一掃する「ニューノーマル(新常態)のフェスをつくろう」と提案があったという。

 イベントでは、アプリを活用して感染対策を徹底。そのうえで、食品ロスの削減として会場の飲食ブースで残った食材を福祉団体に寄贈するなど、様々なSDGsの活動に取り組む形で、新しい音楽フェスの開催を目指すという。

 7月6日には、同スタジアムで制作委が記者会見を開催。第1弾となる出演者として、泉谷さんのほか、市出身のロックバンド「175R(イナゴライダー)」、「DISH//」、「ももいろクローバーZ」、森高千里さんなど7組を発表した。泉谷さんは「初めてツアーを行った思い入れがある北九州で、日本初のロックとSDGsが融合した新しいモデルを作りたい」と意気込みを語った。

 入場者数は7000~1万人を予定しており、チケットは一般が7500~9500円。7月23日からチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで販売する。問い合わせはキョードー西日本(0570-09-2424)へ。


advertisement

この記事をシェアする