北九州空港の利用者が累計2000万人に 開港から16年で

 北九州空港(北九州市)は20日、利用者が累計で2000万人を超えた。開港から約16年での達成で、ターミナルビルの出発ロビーでは記念の式典が開かれ、関係者らがくす玉を割るなどして祝った。


くす玉を割って2000万人を祝う関係者


 北九州市などによると、同空港は2006年3月16日に開港。海上空港で、大型ジェット機の離着陸が可能な滑走路(長さ2500メートル、幅60メートル)を備えている。同空港には、これまで国内線、国際線あわせて、最大計10路線が就航。18年度は過去最多となる約178万人が利用した。

 しかし、現在は新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で運休や減便が相次ぎ、羽田便のみが運航。このため、21年度の利用者数は約48万人にとどまったという。

 この日に開催された式典には、同市や苅田町などでつくる「北九州空港利用促進連絡会」の鮎川典明会長らが出席。2000万人目の利用者となった同市八幡西区の春田ヒトミさんに、認定書や記念品の関門和牛などが贈られた。

 同空港では、利用客数が伸び悩む一方、24時間離着陸が可能という特性を生かし、貨物の取扱量は21年度までの2年連続で過去最多を更新。現在は大型貨物機の運航を念頭に、滑走路を3000メートルに延伸する計画が進められている。


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