北九州市生まれの内村航平さんに「市民スポーツ大賞」

北橋市長(左)から市民スポーツ大賞を贈られた内村さん

 北九州市は21日、同市生まれで、2012年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪で個人総合2連覇を達成した体操の元世界王者、内村航平さんに「市民スポーツ大賞」を贈った。

 市によると、同賞は国際的な大会で優秀な成績を残すなどした、市にゆかりのある選手らに贈られる。受賞者は内村さんで20人目という。

 この日は同市小倉北区の北九州芸術劇場で表彰式が開かれ、抽選で選ばれた市民ら約700人が来場した。内村さんに表彰状などを手渡した北橋健治市長は「体操界のレジェンドとも言うべき内村さんに、市民は大きな夢と希望を与えられた。市民の誇り」などと活躍を称賛した。

 内村さんは、最後に出場した大会が昨秋に同市で開催された世界選手権だったことに触れ、「こんなに幸せなことはない。思い出深い北九州で最後の大会に出られてよかった。今後は体操のすばらしさを伝えていきたい」と述べた。

 式後は、内村さんによるトークライブも開催された。


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