福岡市中心部などで自転車共有サービス「チャリチャリ」を運営する会社「neuet」(東京)が10月1日に本店を福岡市に移転する方針を決め、同社の家本賢太郎社長が市役所を訪れ、高島宗一郎市長に報告した。
同社は2018年に市と共同して市内でのサービスを開始。徐々に導入自転車の台数や事業エリアを拡大し、7月末現在、約2500台を導入し、専用の発着ポートを駅や商業施設などの539か所に設置している。累計利用は1000万回を超えた。
今月8日に市役所を訪れた家本社長は、本店移転について、「我々は福岡の人たちの熱意に育ててもらった。全国への事業展開を福岡から進めたい」と語った。高島市長は「市内のいろんなエリアにも拡大してほしいという声がある。市としても協力するので、事業拡大に期待している」と応じた。