パントマイム・デュオ「が~まるちょば」で活動し、現在は福岡市を拠点にするケッチさんの単独舞台「ケッチスケッチ」が9月25日、福岡市東区の東市民センターなみきホールで上演される。「言葉を使わなくてもコミュニケーションができる楽しさを感じてもらえたら」と来場をよびかけている。
日常をパントマイムで表現
ケッチさんは1999年に「が~まるちょば」を結成し、モヒカンヘアに黒いスーツ、サングラス姿をトレードマークに国内外で活躍。2019年に脱退後、ヨーロッパに渡り、即興演劇などを学び直した。
20年にはオーストラリアの劇団で演出を始めたが、新型コロナウイルスの感染拡大で緊急帰国。長崎県の妻の実家で半年ほど過ごした後、福岡市に拠点を移した。
今回の舞台では日常の風景を切り取り、誰もが「あるある」と感じる場面を描いたことから、タイトルに「スケッチ」と付けた。カバンや傘などの小道具も使いながら、パントマイムだけでなく、手品やジャグリングなど様々な身体表現を集約。観客との掛け合いも予定されており、ケッチさんは「年齢や国籍を問わず楽しめる内容で、気軽に見に来てほしい」と話す。
舞台は午前11時半と午後3時の2回公演で各公演約80分。S席3500円、A席2500円(高校生以下は1000円引き)、4歳未満は入場不可。
パントマイムのワークショップ(小学生1500円、中学生以上2500円)も10月29日と30日に福岡市内で開催予定で、9月26日から申し込みを受け付ける。
いずれも問い合わせは福岡市文化芸術振興財団(092-263-6265)へ。