「フードドライブ」182店に イオン九州が拡大

 家庭で余った食品を来店客から集めて福祉施設などに寄付する活動「フードドライブ」に取り組んでいるイオン九州が、取り組みの実施店舗を拡大することになり、9月13日、福岡市東区のイオンモール香椎浜でセレモニーを行った。

来店客が余った食品を持ち寄り


店に設置された回収コーナーで、食品を寄付する利用客


 同社は2019年に北九州市内の3店舗で取り組みを開始。これまでに九州全県の計92店舗で行った。「近くの店舗でも実施してほしい」という要望に応え、9月12日から実施店舗を182店舗に拡大した。


 対象食品は、賞味期限まで1か月以上ある未開封の米やレトルト食品、菓子など。各店で毎月1週間ずつ回収コーナーを設け、提供された食品は、非営利組織(NPO)などを通じて子ども食堂や福祉施設に贈る。

 県フードバンク協議会の向居秀文事務局長は「すぐ持ち込める場所が増えたことは食品ロス削減につながる」と歓迎。イオン九州社長室エリア政策グループの古賀健司担当部長は「年々、寄付量が増えていると感じる。今後さらに実施店舗を広げたい」と話した。


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