「生理の貧困」子ども支援へクラウドファンディング

吸水ショーツを手に、支援を呼びかける高椋さん。子ども用ショーツは、青色とピンク色を予定している


 経済的な理由で生理用品の購入に困る「生理の貧困」に悩む子どもたちを支援しようと、福岡市の女性が、生理用品の一種で経血を吸収する下着「吸水ショーツ」を寄付する取り組みを計画している。ショーツの製作費などを今月末まで、クラウドファンディング(CF)で募っている。

 取り組みを行っている高椋美紀さんは、15年前から、骨盤底筋など膣からつながる筋肉を鍛えて心身を整えるトレーニングの講師として活動し、サロンを経営。体の冷えなどを軽減でき、繰り返し洗って使える吸水ショーツの販売も行っている。

 高椋さん自身、高校生の頃、生理の貧困で苦しんだ経験がある。バブル崩壊の影響で会社が倒産した両親が家に帰らない日が続き、アルバイトで得たお金は生活費や学費にあてるため生理用品が買えず、トイレットペーパーで代用していたという。「女性にとって大事な体の仕組みである生理が、不快で嫌なものとしか思えなかった」と振り返る。

子どもサイズの吸水ショーツを

 昨秋、生理用品の購入に苦労したことがある女性が多いというニュースを見て、「何かできることを」との思いで、今年1月から児童養護施設などに吸水ショーツを寄付する活動を始めた。生理用ナプキンの無料配布といった取り組みも行われるようになったが、取りに行きづらかったり、肌が弱い人など体質的に使えなかったりする人もいるためだ。

 ただ、既存のショーツは大人サイズのため、CFで資金を募って、子どもサイズの吸水ショーツを開発することを計画している。目標金額は200万円で、200枚を子ども食堂などに寄付する予定。高椋さんは「子どもの頃から、生理用品の選択肢があることを知り、自分の体を大切にする人が増えてほしい。少しでも助けになれたらうれしい」と話す。

 支援は、1口3000円から。詳しくはCFサイトで。


advertisement

この記事をシェアする

  • テアトルアカデミー
  • 読売新聞 購読の申し込み
  • 西部読売育英奨学会 よみいく
  • ささっとーも読める読売新聞オンラインアプリのご紹介
  • 読売旅行 行くばい!よか旅