旦過火災で被災の小倉昭和館、ネオン看板を保管

 北九州市小倉北区の旦過(たんが)市場付近で起きた8月の大規模火災で、被災した老舗映画館「小倉昭和館」に掲げられていたネオン看板が9月16日、被災現場から近くの寺に移された。作業にあたった館主の樋口智巳さんは「またネオンが輝く日が来てほしい」と再建への思いをにじませた。

「また輝く日が来るように」


 市場に隣接する新旦過地区にあった小倉昭和館は1939年の創業。4月の火災では小規模な被害にとどまっていたが、8月の火災で焼失した。ただ、「昭和館①②」と書かれたシンボルのネオン看板(長さ約5メートル、幅約0.8メートル)は、奇跡的に焼け残っていた。


トラックに載せられたネオン看板を見つめる樋口さん(左から2人目)


 この日は、被災現場の一角にブルーシートをかぶせて保管していた看板を、樋口さんらが解体業者と共にトラックに載せ、近くの寺の駐車場に搬入。樋口さんと親交のある、サッカーJ3・ギラヴァンツ北九州の玉井行人社長らも手伝いに訪れた。

 寺の住職は樋口さんの知人で、保管の依頼を快く受け入れてくれたという。樋口さんは「(看板は)よく耐えてくれた。少し休ませてあげたい。思い出の詰まったネオンが、また輝く日が来ることを願っています」と語り、玉井社長は「このともしびを守り続ければ、いつかまた明るく照らす力になる」と期待を寄せた。


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