旦過火災で被災の「大學堂」 存続めざしてCF実施へ

8月の火災で被災した大學堂(8月13日撮影)

 北九州市小倉北区の旦過市場付近で8月に発生した大規模火災で被害を受け、所有者が取り壊しの意向を示している市場の交流スペース「大學堂(だいがくどう)」について、運営する北九州市立大の学生らは9月21日、存続のための費用などを募るクラウドファンディング(CF)を始めることを決めた。

 大學堂は2008年、北九州市立大の竹川大介教授(文化人類学)が主宰する九州フィールドワーク研究会などが開設。市立大生が日替わりで店長を務めるなどしてきたが、8月の火災後、建物と土地を所有するスーパー「ハローデイ」が取り壊す方針を市場関係者らに示している。

 この日、行われた会議で、学生らは建物を残すための修繕費などを募るCFを計画。同じ場所での営業継続が不可能な場合は移転費用としたり、大學堂に関するイベント費用に充てたりすることも決めた。近日中にも、CFを始める予定という。


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