旦過市場のレトロな風景を次代へ 北九州市が写真募集

 2度の大規模火災で甚大な被害を受けた北九州市小倉北区の旦過(たんが)市場一帯について、市は運営する写真投稿サイト「北九州市 時と風の博物館」で、被災前の様子や風景の写真を展示、保存していく取り組みを始めた。11月30日まで写真の投稿を募っている。

投稿サイトで展示・保存

 同サイトは、投稿された写真を通じてまちの魅力を再発見してもらうことなどを目的に、北九州市が2012年に開設。市内で撮影された風景写真などを誰でも投稿できる仕組みとなっている。

 市によると、4、8月に市場付近で発生した火災では、合わせて90店舗近くが焼け、延べ計約5200平方メートルが焼損した。人的被害はなかったが、市民の台所として親しまれてきた市場の一部や、市場に隣接する飲食店街「新旦過横丁」、老舗映画館「小倉昭和館」が焼けた。昭和レトロな風景が多くの人気を集めていただけに、市内外から焼失を嘆く声が上がっているという。

 こうした声を受け、市は、市場一帯が火災に見舞われる前の様子を収めた写真を集め、当時の様子を次世代につなごうと、同サイト上で「旦過の記憶」と題したイベントを企画。11月30日まで市民から写真を募り、サイト上で展示、保存することにした。

復興を支援する"場所"に

 同サイトで会員登録すれば写真投稿ができるようになり、投稿の際には「旦過の記憶」というタグをつける必要がある。写真はサイト上に保存され、イベント終了後も見ることができるという。

 市の担当者は「当時の様子を次世代に伝えるだけでなく、投稿を通して旦過市場一帯に思いをはせ、復興を支援する場所にしたい」と話している。

 問い合わせは「北九州市 時と風の博物館」事務局(093-582-2174)へ。


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