福岡県飯塚市の飯塚高サッカー部のDF藤井葉大選手(16)(2年)が、10月にヨルダンで開催されるサッカーのU-17アジアカップ予選に臨むU-16日本代表に選ばれた。豊富な運動量や攻撃参加が持ち味で「得点に絡むプレーでも結果を残したい」と意気込んでいる。同校サッカー部員の日本代表入りは初めてという。
藤井選手は山口県下関市出身で身長1メートル80。30メートル3秒台の俊足を生かし、左サイドから駆け上がって攻撃に加わるスタイルが武器だ。昨年12月、強豪・青森山田高と対戦した際、当たり負けしないフィジカルや、守備力の高さなどもスカウトの目に留まり、今年3月から代表の合宿に呼ばれるようになっていた。
藤井選手は9月22日、飯塚市役所を訪れ、片峯誠市長に代表入りを報告。「すごい機会を得られた」と激励を受けると、「代表の勝利に貢献できるよう頑張ってきます」と誓った。片峯市長は「代表で経験したことをサッカー部員に伝えてほしい」とも期待した。