大分県中津市のグラフィックデザイナー・池田一さん(75)が、古里の北九州市の方言を紹介する日めくりカレンダーを作製した。売上金の一部は、8月に大規模火災が発生した同市小倉北区の旦過(たんが)市場に復興支援金として寄付する予定。
池田さんは同市八幡東区出身。25歳の時に仕事で故郷を離れたが、方言に愛着を持ち続けていたという。
カレンダーは日めくりで、相手に同意する時の相づち「そーっちゃ!」や、「なんかからんでちゃ(寄りかからないで)」といった語尾に「~っちゃ」をつける方言などを紹介。同市在住のイラストレーター・黒田マリコさんが名物の「合馬たけのこ」や「門司港のバナナのたたき売り」などのイラストを描いた。
池田さんは「特徴的な方言を集めたので、おもしろがって見てもらいたい」とアピールした。カレンダーは1部1000円(税込み)。購入希望者は池田さん(0979-22-0481)へ。