地島のサツマイモ「おいしいよ!」 応援団がPRイベント

 福岡県宗像市沖の地島でサツマイモ栽培の復興に取り組む「地島応援団」は11月6日、福津市の宮地嶽神社門前町の松ヶ枝焼店「島屋」で、地島産サツマイモのPRイベントを開いた。


「島屋」で行われたPRイベント

 応援団が目指すのは、島民の減少や高齢化、獣害などの要因で廃れたサツマイモ栽培を復活させ、新たな収入源とすることで定住を促し、有人の島を維持していくこと。2018年から活動し、本格栽培2年目の今年は約1トンを収穫した。

 イベントでは、地島のイモをあんにした松ヶ枝焼のほか、久留米、八女市の菓子店が手掛けた甘納豆、芋ようかんを販売。応援団が栽培や加工を教わる鹿児島県曽於市財部町の農家、中垣大輔さん、聡美さんも訪れ、本場の焼き芋を並べた。

 応援団のメンバーらが店頭で呼びかけると、七五三の参拝に訪れた家族連れなどが次々に足を止め、全商品が完売した。

 応援団は今後、今年からプロジェクトに参加している九州共立大(北九州市八幡西区)と干し芋を開発し、島民の手による加工を提案する。


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