絶滅危惧種の水生昆虫を発見!古賀市の千鳥ヶ池で

 福岡県古賀市舞の里の千鳥ヶ池で、環境省レッドリストの絶滅危惧1B類に選定されている水生昆虫「キボシチビコツブゲンゴロウ」が見つかった。市が11月9日に発表した。


古賀市で見つかった「キボシチビコツブゲンゴロウ」(市提供)


 市によると、10月22日に生き物観察会を開催した際、市環境課職員の安部優美さんが体長3ミリほどの個体を発見。講師として参加していた県保健環境研究所の中島淳専門研究員が、全国でも希少なキボシチビコツブゲンゴロウと確認した。


 千鳥ヶ池は江戸時代の文献にも載っている自然湖沼で、同省の「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」(重要湿地)の一つ。市は「千鳥ヶ池では環境の変化でいくつかの種が絶滅したと考えられるが、今回の発見は価値の高い湿地環境が残っていることを示している。保全と再生を進めていく」としている。


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