「光の航路」が出現 大牟田・三池港で年2回の絶景

水門の間から一直線に伸びる「光の航路」


 福岡県大牟田市の世界文化遺産・三池港で、11月と1月の年2回、各10日間ほどしか見られない夕日の光景「光の航路」が出現している。観賞や撮影を楽しんでもらおうと、普段は立ち入れない同港1番岸壁が11月25日まで開放されている。

 夕日が同港の水門「閘門(こうもん)」の間を抜けるように有明海を照らし、岸壁までほぼ一直線になる現象。日没の方位が西南西(北を0度にして東回りに247度前後)となる時期にだけ見られる。


絶景を楽しむ人たち


 市によると、1番岸壁の開放時間は午後4時15分~5時半で、期間中の日没は午後5時15分頃。岸壁近くの三池港展望所からも観賞できる。開放初日の15日には多くの市民やアマチュア写真家らが訪れ、絶景を写真に収めていた。19日は混雑が予想されるため、大牟田駅西口から無料シャトルバスを運行する。

グルメもお得に味わって

 市は、光の航路を楽しんだ後、市内の飲食店に足を運んでもらおうと、1500円分のプレミアム付き飲食チケットを1000円で販売している。25日までは展望所、雨天の日や26日~12月3日はJR大牟田駅横の大牟田観光プラザで購入できる。問い合わせは、大牟田観光協会(0944-52-2212)へ。


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