多彩な「和田誠展」開幕 北九州市立美術館分館

 イラストレーターやグラフィックデザイナーとして知られる和田誠さん(1936~2019年)の多彩な作品を紹介する「和田誠展」(読売新聞社など主催)が11月19日、北九州市小倉北区室町の市立美術館分館(リバーウォーク北九州5階)で始まった。


和田さんが手がけた「週刊文春」の表紙が並ぶ会場

 会場では「似顔絵」「ポスター」「装丁」など30のテーマ別に、和田さんが手がけたデザインの原画やポスターなど約2000点を展示。たばこ「ハイライト」の包装デザインや「週刊文春」の表紙のほか、映画監督やエッセイストなどとしても活躍した和田さんの作品や発言をまとめた「ビジュアル年表」もある。

 19日の開会式で北橋健治市長は「様々な顔を持たれた和田さんの創作の広がりや魅力を楽しんでほしい」とあいさつ。読売新聞の書評ページでコラムを連載している同市立大文学部2年の梅田明日佳さんも招かれ、「和田さんの全てが集結した展覧会で作品から迫力を感じた」と話した。

 12月18日まで。一般1200円、大学・高校生800円、小中学生600円。問い合わせは同美術館分館(093-562-3215)へ。


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