竜王戦 福津対局の前夜祭 両棋士に児童から花束

 福岡県福津市の宮地嶽神社を舞台に行われる第35期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の第5局を前に11月24日、藤井聡太竜王(20)、挑戦者の広瀬章人八段(35)が福岡入りし、前夜祭が開かれた。

 多くのファンが待つ中、両棋士が同神社に到着。拝殿で正式参拝した後、対局する貴賓室を検分した。


お祓いを受ける藤井竜王と広瀬八段

 前夜祭は同神社開運殿であり、両棋士や関係者ら約90人が出席。福津市立福間南小3年奥川慧大君(9)が藤井竜王、古賀市立千鳥小5年佐野愛実さん(11)が広瀬八段に花束を渡した。


前夜祭で記念撮影する(右から)藤井竜王、奥川君、佐野さん、広瀬八段

 初防衛に王手をかけている藤井竜王は「1700年もの歴史がある宮地嶽神社で対局できるのは光栄。対局中の食事も楽しみにしている」とコメント。サッカー・ワールドカップで日本がドイツに逆転勝ちした試合が「刺激になった」という広瀬八段は「スコアはかなり苦しいが、一局でも多くお見せできるように」と意気込みを語った。


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