「てまえどり」で食品ロス削減へ コンビニにポップ広告

店舗での掲示イメージ(福岡県提供)

 食材を廃棄する「食品ロス」を減らそうと、福岡県は、陳列棚の手前にある販売期限の近づいたおにぎりや弁当などの商品から取ってもらう「てまえどり」を呼びかけるポップ広告を作成し、県内のコンビニ各店で掲示を始めた。新たな協力事業者も募集している。

 県によると、県内で発生している食品ロスは、2018年度の推計値で約21.5万トン。県が5月、セブン―イレブンと連携して試験的にポップ広告を設置したところ、店舗から好意的な意見が寄せられたという。

ポップは2種類

 県は、サイズの異なる2種類のポップ広告計7万枚を作成。うち4万枚はセブン―イレブン、ファミリーマート、ローソンに配布し、10月30日から掲示を開始した。残りの3万枚は、新たな協力事業者に配っている。

 申し込み方法は県のホームページで紹介している。

 県の担当者は「食品ロスの削減には県民の協力が必要。ぜひ『てまえどり』を実践してほしい」と呼びかけている。


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