オランウータン「ミミ」大往生 福岡市動物園の人気者

国内最高齢の1頭

 福岡市動物園は12月14日、ボルネオオランウータン「ミミ」(雄、推定53歳)が同日午前に死んだと発表した。国内の動物園で飼育されている同種の雄としては、最高齢2頭のうちの1頭だった。


 市動物園によると、ミミは1969年頃に生まれた。同園では、88年9月から約34年2か月間生活し、人懐っこい性格でファンも多く、動物園の「顔」として人気を集めていた。

 11月初旬から食欲不振になり、12月13日になって体調が急激に悪化。14日朝に職員が獣舎で死んでいるのを発見したという。園は献花台を設けて死を悼むことにしている。


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