コロナ?どこに行けば?「ふくおか発熱外来検索サイト」

 福岡県は12月20日、年末年始に向けて取り組む新型コロナウイルス対策を発表した。自宅療養者のオンライン診療や発熱外来の混雑状況を「見える化」するなどし、医療の提供態勢の逼迫(ひっぱく)を防ぐ方針。

 新規感染者数の増加に伴い、混雑が予想される発熱外来の状況をスマートフォンなどで確認できるサイト「ふくおか発熱外来検索サイト」を21日に開設。20日時点で、県内1918の医療機関が参加しており、子どもの診療の可否、受け付けの混み具合などを検索することができるという。

 自宅療養者向けに医師がオンラインで診療し、薬を処方する「オンライン診療センター」も設置。重症化リスクが低く、基礎疾患のない中学生から64歳(妊婦を除く)が対象で、県などが設ける健康フォローアップセンターを通じて予約してもらう。

 また、県民向けに行っている無料検査について、24日から来年1月12日までは、帰省者や旅行者らも対象に加える。このほか、年末年始や1月の3連休で、休日や夜間に発熱外来を開設した医療機関や薬局に協力金を支給する。

 県新型コロナウイルス感染症対策本部は「社会経済活動を維持しながら、必要な人が医療を受けられる態勢を守っていきたい」としている。


advertisement

この記事をシェアする