新年の「福」を願って、笑みをたたえた巨大な「お多福」が福岡県柳川市の日吉神社に設けられた。
高さと幅が5.2メートル、参拝者がくぐる口の部分は高さ1.9メートル、幅2.25メートルあり、重さは約300キロ。地元の能面づくりグループが、2003年に竹と鉄骨を組み合わせた枠に和紙などを張って製作した。
毎年この時期に設置しており、同グループと氏子青年会のメンバーら計約10人がクレーンで据え付け、お色直しをして完成させた。
同神社では、新型コロナウイルスの感染拡大以降、「分散参拝」を呼びかけている。山口祥子宮司は「来年こそはコロナが終息するよう願っています」と話していた。設置は、4月3日まで。