河童の名所を巡ろう!久留米市田主丸町でスタンプラリー

 「河童(かっぱ)伝説」が残る福岡県久留米市田主丸町で、カッパにちなんだ名所を巡るスタンプラリーが行われている。町内には、カッパをモチーフにしたJR田主丸駅の駅舎をはじめ、カッパの石像や碑、壁画など数多くの名所があり、市は観光振興や地域活性化につなげたい考えだ。


スタンプラリーの台紙とマップを手にする米倉さん


 河童伝説によると、カッパの先祖は中央アジアにいたが、寒さと食料不足のため日本に渡り、熊本県の球磨川から筑後川に移り住んだという。


 町内には、駅のホームで乗客を出迎える「お迎え河童」、川にごみを捨てないよう監視している「監視河童」、カッパの母と子をモチーフにした「親子河童」など個性豊かな石像が点在している。

「推しカッパ」見つけて

 スタンプラリーは、カッパの神様をまつる「河童大明神」で夏の大祭が行われる8月8日が、日本記念日協会から「田主丸・河童の日」に認定されたことを記念し、昨年度に初めて行われた。


カッパをモチーフにしたJR田主丸駅の駅舎

 駅舎や石像、「河童の壁画」など12か所の名所を巡って写真を撮り、市田主丸総合支所などで「かっぱ はっけん」のスタンプを12個押してもらうと、日本酒や巨峰ワイン、和菓子などの地場産品が抽選で当たる。スマートフォンを使ったデジタルスタンプラリーも実施している。

 同支所産業振興課の米倉侑さんは「スタンプラリーに参加して、お気に入りの『推しカッパ』を見つけてほしい」と話している。

 実施期間は今月15日まで。スタンプラリーの台紙や名所の案内マップは、田主丸駅や同支所などに置いている。問い合わせは同支所産業振興課(0943-72-2110)へ。



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