インフルエンザ「注意報」レベルに 福岡県医師会

 福岡県医師会は1月18日の定例記者会見で、15日までの1週間の県内のインフルエンザ感染者数が1医療機関あたり16.96人と前週の約1.7倍になり、注意報レベルに達したことを明らかにした。インフルの流行期は過去2シーズン発生しておらず、蓮沢浩明会長は「新型コロナと同時に感染したり、コロナに再感染したりした例もある。二つの感染症への十分な注意が必要だ」と述べ、基本的な感染対策の徹底やワクチン接種を呼びかけた。

コロナと同時感染警戒

 医師会によると、県内のインフルの感染者(昨年10月~今年1月8日)は、1~9歳が43%、10~19歳が25%で、20歳未満が7割を占めている。稲光毅常任理事は「インフルの流行は、年齢の低い層から高い層に感染が広がる。今月後半にかけて感染者は増えていくのでは」との見方を示した。

 また、一部の発熱外来で、受診予約が殺到して電話がかかりにくいことについて、瀬戸裕司専務理事は「他の地域では余裕があるところもある」とし、混雑状況をスマートフォンなどで確認できる県の「ふくおか発熱外来検索サイト」の活用を求めた。また、救急医療がこれまで以上に逼迫(ひっぱく)しており、「すぐに救急車を呼ぶのではなく、まずはかかりつけ医に相談してほしい」と呼びかけた。


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