「ゆめタウン飯塚」今夏開業 イズミと市が包括連携協定

 今夏、福岡県飯塚市菰田西に商業施設「ゆめタウン飯塚」をオープンさせるイズミ(本社・広島市)は2月3日、同市と地域活性化や雇用創出などに関する包括連携協定を結んだ。同社がオープン前に協定を締結するのは初めてで、地域貢献の姿勢を鮮明に打ち出した形だ。


協定を締結した片峯市長(左)と山西社長

 協定では、地域の課題解消や市民の豊かな暮らしづくりを目的に、子育て支援や高齢者らの健康増進、地元産品の販売促進など8項目での連携を確認。具体的には、子育て中の人や学生らが働きやすい多様な雇用(短時間・短期間)の提供、地元高校と連携した製菓の製造・販売の実演、地元企業や商店街との商品開発などを挙げた。

 同日、市役所で締結式が行われ、山西泰明社長は「地域とお客様の生活に貢献する経営理念を掲げ、一緒になって飯塚を良くしていきたい」とあいさつ。片峯誠市長は「市民の心豊かな暮らしと、地域の活性化をともに実現していきたい」と喜んだ。

3階建て・約100の専門店

 計画では、ゆめタウン飯塚は鉄骨3階建てで、店舗面積は約3万500平方メートル。約100の専門店が入り、約1340人を地元雇用する。デジタル化も推進し、他店の倍となるセルフレジ(16台)の設置や、スマホを活用して待ち時間を短縮する会計の仕組みを導入するという。

関連記事はこちら↓↓



advertisement

この記事をシェアする