北九州市八幡東区の市立いのちのたび博物館が10年ぶりに常設展示を刷新し、3月4日にオープンした。
迫力の骨格標本
同館によると、刷新の目玉は、全長約15メートルの大型恐竜「スピノサウルス」や同約4メートルの大型哺乳類「エレモテリウム」の骨格標本。スピノサウルスは約1億年前に生息した肉食恐竜で、水中で生活していた可能性が指摘されていることから水をかく姿で展示した。約150万年前に生きたエレモテリウムはオオナマケモノ類で、全国でも展示は珍しいという。
この日は親子連れらが次々に訪れ、迫力ある骨格標本を興味深そうに眺めた。母親と訪れた同区の幼稚園児(5)は「恐竜が好き。大きいのを見られて楽しかった」と話していた。
同館では4日、ライオンやヤマネコなど野生のネコ科動物の魅力に迫る特別展「世界の野生ネコ科展」(読売新聞社など主催)も始まった。5月7日まで。