花に触れる機会ふやそう 福岡市植物園に新施設オープン

 福岡市民が花と緑に触れる機会を増やそうと、福岡市は、中央区の市植物園に「ボタニカルライフスクエア」を新設し、3月10日、開業を記念したイベントが開かれた。花による共創のまちづくりを進める官民一体の「一人一花運動」の一環で、都市緑化の推進につなげるのが狙いだ。

ホールとサロン イベントなど活用へ


ボタニカルライフスクエアのホール

 施設は、園内北部の市民花壇とハーブ園があった場所に設けられ、ホールとサロンがある。ホール(137平方メートル)は、全面ガラス張りで中から園内の植物を一望できる。座席は最大100席確保でき、会議や研修、市民講座などのイベント会場としての活用を想定している。サロン(26平方メートル)は、花と緑をあしらったインテリアなどが置かれ、来園者が休憩スペースとして利用できる。整備費用は約1億4600万円。

 10日のオープニングイベントでは、関係者ら約100人が出席。高島宗一郎市長が「多くの人にいろんな形で利用してもらい、花や緑に触れる機会にしてほしい」とあいさつし、風船を空に放って開業を祝った。

 ホール利用料は3時間1万600円(平日午前)から。

 問い合わせは市緑のまちづくり協会(092-260-8817)へ。


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