【大分】大分大経済学部100年祝う 記念式典に350人

あいさつをする高見学部長

 大分大学経済学部(大分市旦野原)が創立100周年を迎え、記念式典が6月25日、大分市高砂町のiichiko総合文化センターで開かれた。卒業生ら約350人が参加し、学部の歴史を祝うとともに今後の発展を願った。

 大学側によると、1921年(大正10年)12月に大分高等商業学校として創立。大分経済専門学校を経て、49年5月に大分大学経済学部となった。

 式典で高見博之学部長は「時代の変化や要請に応えながら伝統を土台にし、100周年のその後もさらなる飛躍を目指す」とあいさつ。同学部同窓会「四極会」の石川公一会長は「数多くの喫緊の課題を解決するために、大分の知の拠点としての役割は大きく、真価が問われている。光り輝き続ける存在であってほしい」と語った。来賓で招かれた文部科学省の丸山洋司・文部科学審議官や広瀬知事も祝辞を述べた。

 式典後、大友宗麟の生涯を描いた「宗麟の海」などで知られる直木賞作家・安部龍太郎さんによる記念講演会もあった。


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