【宮崎】ひでじビール「栗黒」が金賞 米国の品評会で

ワールドビアカップで金賞を受賞した「栗黒」

  宮崎県延岡市のビール製造会社「宮崎ひでじビール」が県産栗を使って醸造したクラフトビール「栗黒」が、5月に米国で開かれた世界最高峰のビール品評会「ワールドビアカップ2022」で金賞に輝いた。栗黒は2017年に英国の「ワールド・ビア・アワード」でも最高賞に選ばれており、今回で2冠となった。

 ワールドビアカップは隔年で開かれているが、20年はコロナ禍で中止されており、今年は4年ぶりの開催だった。世界中の2493の醸造所から103の部門に計1万542点が出品され、栗黒は自由度の高い「スペシャリティービール部門」で、58点の中から金賞に選ばれた。

 栗黒は15年に海外向けに製造を始め、18年からは国内でも販売している。小林市産の栗を副原料に使った黒ビールで、アルコール度数は9%。同社によると、栗を使ったビールは珍しく、甘い香りとコク、スッキリとした味わいのバランスが、「一度飲んだら忘れられない」などと評価されたという。

 330ミリ・リットル瓶の希望小売価格は990円(税込み)。全国のクラフトビール専門店のほか、宮崎県内ではスーパーや観光施設などでも販売している。


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