【鹿児島】「私、あの銘柄です」酒がキャラクターに 地元イラスト画家らSNS発信

クラフトジン「樹々」(まむねむこさん提供)


 鹿児島の様々な銘柄の酒に親しみを持ってもらおうと、地元のイラストレーターらがお気に入りの酒から連想されるイメージをキャラクター化し、SNSで発信している。寄せられた作品は20点を超え、イラスト展が開かれるなど、より広がりを見せている。


 発案者は鹿児島市のイラストレーター「まむねむこ」さん(34)。新型コロナウイルスの感染拡大で需要が落ち込んでいる鹿児島の酒を盛り上げようと、今年2月にツイッター投稿。「『うちの焼酎、擬人化して良いよ!』という方はいらっしゃらないでしょうか?」と呼びかけた。

 まもなく、創業150年を超える焼酎メーカー「浜田酒造」(鹿児島県いちき串木野市)の広報担当・川野修郎さんが焼酎ベースのクラフトジン「樹々(じゅじゅ)」を紹介してくれた。製造工程や相性がいい料理などを聞いたまむねむこさんは、味の濃い料理から食後のデザートまで合うことを知り、臨機応変に対応できるキャリアウーマンをイメージ。ラベルの色合いなどを参考に親しみやすい雰囲気の女性2人を描いた。

 川野さんは「若い世代にお酒の魅力を伝える方法の一つとして、輪を広げられたら面白い」と話す。


焼酎「黒伊佐錦」(よいねこ247さん提供)


 まむねむこさんはその後、「#鹿児島のお酒擬人化ファンアート」として「樹々」のイラストを投稿。他のイラストレーターからも作品が寄せられるようになった。今では20銘柄を超える。


 鹿児島県霧島市の「よいねこ247」さん(27)は温度管理が難しい黒麹(こうじ)を使い、多くの人に愛されている大口酒造(同県伊佐市)の焼酎「黒伊佐錦」を、やんちゃでちょっと手がかかるが人懐っこい雰囲気で表現した。同県薩摩川内市の「海嶌あありすけ」さん(28)は、本坊酒造(鹿児島市)のリキュール「ボンタンアメのお酒」を擬人化。あめや酒のパッケージの配色を意識したレトロなワンピース姿の女性にした。


リキュール「ボンタンアメのお酒」(海嶌あありすけさん提供)


 6月中旬には、寄せられた作品をJR鹿児島中央駅近くの広場に展示。駅の利用者らに好評で、興味を持ち、近くの専門店で買い求める人もいたという。


 まむねむこさんは「ファンアートがもっと広がり、限定ラベルとして並べたり、実際に飲んだりするイベントも行ってみたい」と話す。


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