【大分】別府舞台映画、第2弾公開 田口清隆監督の「大怪獣ブゴン」

先行上映会では(左から)青柳さんや田口監督のほか、ブゴンも登壇した

先行上映会で制作秘話も

 大分県別府市を舞台にした短編映画の第2弾「大怪獣ブゴン」の上映が8月19日、同市の別府ブルーバード劇場で始まった。監督はウルトラマンのシリーズなどで知られる田口清隆さん、主演は青柳尊哉さん。18日夜には先行上映会が開かれ、2人も登壇した。

 短編映画のプロジェクトは、有志でつくる別府短編映画制作実行委員会が企画した。▽30分以内▽オール別府ロケ▽別府市民と協力――などが制作の条件。1作目は土屋哲彦監督、津田寛治さん主演の「惡党と物書き」で、同劇場で上映された。

 「大怪獣ブゴン」は、伝説の怪獣ブゴンが突然、別府に姿を現し、口から温泉を放出しながら練り歩く迫力ある特撮映画になっている。別府の観光スポットが次々とスクリーンに映し出され、昨年12月に閉館した「別府温泉 杉乃井ホテル」の「Hana館」で行われた爆破シーンも収録されている。

 18日は上映後、田口監督や青柳さん、杉乃井ホテルを運営するオリックス・ホテルマネジメントの似内隆晃社長が登壇し、制作秘話などを披露した。

 上映会後、報道陣の取材に応じた青柳さんは「別府で撮影され、大分で生まれたブゴンが出ている地元の映画を堪能してほしい」と話し、田口監督は「別府を巡って、見せたいところを集めた。この映画を見てその場所に行き、その後、映画を見て振り返ってもらうと楽しいと思う」と語った。


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