【宮崎】「延岡メンマ」機内食採用 ANA国際線

機内食に採用された延岡メンマ


 宮崎県・延岡市産のモウソウ竹を原料に使ったメンマが9~11月、全日本空輸(ANA)国際線ファーストクラスの機内食で提供されることになった。ANAケータリングサービスの森誠剛・和食統括部長が8月30日、同市役所を訪れ、読谷山洋司市長に報告し、「優しい歯応えがよく、うま味、香りが感じられる」と述べた。


 メンマは6次産業化に取り組む会社「ローカルバンブー」(延岡市)が、「延岡メンマ」の商品名で2020年11月から販売している。市のふるさと納税の返礼品にもなっている。

 機内食への採用は、放置竹林の問題解決を目指す同社の取り組みや、珍しい国産メンマである特徴などが考慮されて決まったという。和食メニューの中で提供される。

 読谷山市長は「世界にアピールできる」と期待。同席したローカルバンブー社長の江原太郎さんは「延岡メンマが普及し、多くの人に食べてもらうことで放置竹林の問題解決につながる」と話していた。


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