「進撃の日田」をご案内 漫画ゆかりの地やグルメも

「髪の店クローバー」で販売されている「進撃の巨人」関連のシャンプーとトリートメント

 人気漫画「進撃の巨人」の提携商品などを扱う大分県日田市内の事業者が、関連エリアや地元のグルメなどを案内する「進撃の日田コンシェルジュスポット」をそれぞれの店舗などに開設した。

市内15か所 研修受けた店主ら

 作者の諫山創(はじめ)さんは同市出身で、市内にはキャラクターを題材にした銅像やミュージアムがあり、多くのファンらが訪れている。

 飲食店、畳店、化粧品店など様々な提携商品を扱う商店主らで昨年12月、「市コラボ事業者協同団体」を設立。商品ばかりでなく、市の魅力もアピールしようと、今年8~9月にセミナーを開き、市や観光協会の担当者を招いて研修を受けた。9月23日以降順次、計15か所にスポットを開設。黒いのぼり旗を掲げ、観光客らに「進撃」ゆかりの地や話題を提供、日田グルメやお土産情報も伝えている。


店舗前では黒いのぼり旗でPRしている


 団体代表の菅原楠生さんは、同市大山町西大山で理容室「髪の店クローバー」を経営。高校まで地元で育った諫山さんが、こまめに散髪に来て、格好のよいショートスタイルで整えていたことや、当時、店内にそろえていた少年漫画雑誌などを髪カット後も熱心に読みふけっていたことなどを語る。同店では2020年3月から、諫山さん描き下ろしのイラストが入ったオリジナルのシャンプー、トリートメントのセット(ボックス入りが税込み8800円)を販売している。


 菅原さんは「今後、スポットを増やして受け入れ態勢を整え、日田に立ち寄りやすくなる仕組みづくりをして、進撃ファンを日田ファンにつなげていきたい」と話している。


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