【大分】ホーバークラフト、宇宙イメージしたデザインに

 大分県は、大分市中心部と大分空港(大分県国東市)を海路で結ぶホーバークラフト3艇の船体デザインを発表した。大分空港を人工衛星の打ち上げ拠点とする宇宙港構想にちなんで、宇宙をイメージしたデザインとなった。ホーバークラフトの運航開始は来年度中を予定している。


ホーバークラフトのデザイン(大分県提供)

大分の長門さん考案

 デザインを考案したのは大分市のグラフィックデザイナー・長門敦さん。県が8~9月に公募し、県内外から応募があった98点の中から選ばれた。審査員からは「次のステージに向かう大分空港にふさわしい」「宇宙港事業と連携しやすい」などと評価されたという。

 長門さんによると、3艇とも宇宙に関係するデザイン。1号艇は操縦席を宇宙飛行士のヘルメット部分に見立てた。2、3号機は滑走路の夕日などをモチーフにした宇宙港のロゴマークを取り入れた。

星くずをちりばめて

 側面には3艇とも、運航時に上げる水しぶきのように宇宙の星くずをちりばめた。大分市で生まれ育った長門さんは「子どもの頃にわくわくして乗船した記憶がある。子ども心をくすぐるようなデザインを心がけた」と狙いを語った。

 県は同日からホーバークラフトの船名の募集を開始した。応募期間は11月30日まで。①船体デザインを適切に表現②大分県を連想しやすく全国にアピール可能③親しみやすい――などを選定基準とし、1艇につき1点応募できる。採用者には往復乗船券を贈呈し、就航式典に招待する。問い合わせは、県交通政策課空港企画班(097-506-2157)へ。


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