【大分】 別府タワーお色直し 1月27日改修オープン

完成当時の塗装を再現

 改修中の国登録有形文化財・別府タワー(大分県別府市)の足場が外れ、新たな外観がお目見えした。高さを1957年の完成当時の100メートルに戻し、塗装も再現した。改修オープンは来年1月27日の予定。


足場が取れた別府タワー

改修前の別府タワー(昨年11月撮影)


 5月から始まった改修では、避雷針を付け直したことで10メートル高くなったほか、全体を塗装し直し、より明るい印象になった。暗くなると輝き、長く市民らから親しまれてきたアサヒビールの広告は取り外されている。


 また、展望台部分のガラスを入れ替え、ライトアップ照明を増設。屋上テラスや中間展望デッキを有料で開放する計画で、内部も大きく変わる。

 展望台は8月から休館中。来年1月26日に関係者が参加して点灯式などの式典が行われ、27日に改修オープンする。

 タワーを所有する開世通商の兼光郷道副社長は「長い歴史の中でここまで大規模な改修は初めて。2023年は別府のシンボルとしてライトアップして世の中を照らし、元気な1年にしたい」と話している。


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