【鹿児島】鹿児島空港に3年ぶり国際線 韓国から到着

 韓国からのチャーター便が1月12日、鹿児島空港(鹿児島県霧島市)に到着した。新型コロナウイルス禍のため、鹿児島空港で国際線が運航されたのは2020年3月以来、約3年ぶり。関係者らが利用客を出迎え、訪日客(インバウンド)の回復に期待を寄せた。


チャーター便の利用客を拍手で出迎える関係者ら

 チャーター便は、九州でのゴルフや観光需要に応えるため、大韓航空が運航。ソウル便が3月1日までに17往復、釜山便が1月24日までに5往復の運航が計画されている。

観光担当者ら法被姿で歓迎

 第1便となるソウル便は12日午前11時頃に到着。国際線の到着ロビーでは、鹿児島県や県観光連盟のほか、鹿児島、指宿、霧島の各市の観光担当者らが法被姿で利用客166人を歓迎した。

 スーツケースやゴルフバッグを積んだカートを押した利用客が姿を見せると拍手で出迎え、お茶やアメなど特産品入りのエコバッグを手渡していた。

 鹿児島空港には、香港、台湾、ソウル、上海と結ぶ四つの定期便があったが、コロナ禍で運休している。県PR観光課の廻秀仁課長は「国際線の復活は観光業界にとって明るい話題。今後、定期便の再開も目指したい」と話した。


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