【大分】高崎山総選挙「心に残るサル」頂点は「ベンツ」

 大分市の高崎山自然動物園は1月21日、毎年恒例のサルの人気投票「選抜総選挙」の結果を発表した。3月の開園70周年にちなんで設けた「回顧高崎山70!高崎山を彩った心に残るサル部門」では、1980年代後半から2013年まで群れを率いたボス「ベンツ」(雄)が頂点に立った。


ベンツ(写真はいずれも高崎山自然動物園提供)


 ベンツは、失踪した時期もあったが、二つの群れ(B、C群)の両方でボスを務めた唯一のサル。同園初の「名誉ボス」の称号が贈られ、「伝説のボス」ともいわれる。有効投票505票のうち、253票を獲得した。心に残るサル部門の2位は「ドラゴン」、3位は「シッテタ」。

「人気ザル」は「シャーロット」


シャーロット


 雌で競う「人気ザル部門」では、シャーロット(7歳)が3年ぶり5度目の1位に輝いた。2位は「ヤケイ」で、3位は「マツバ」。雄の「イケメンザル部門」では、ロバート(推定12歳)が2年連続2度目のトップとなり、2位は「ゴロー」、3位は「クリス」だった。


ロバート


 各部門にそれぞれ10匹がエントリーし、園内とホームページで昨年12月17日から1か月間、来園者らが投票した。選挙管理委員長の板井志郎さんは「ベンツはいなくなって9年ほどたつが、その人気は不動だった」と話していた。


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